2日目(5月2日)
6:15イスタンブール着 → ダータネルス海峡横断 → トロイ遺跡観光 → アイワルクホテル着
2日目である。2日目といってもまだ移動の日と言っても過言ではない。トルコのツアー旅行は広範囲をバスで移動する為、移動の合間に観光といった感じなのである。
今日は昼食後、ダータネルス海峡を渡り、アイワルクへと向かう。今夜の宿泊地はアイワルクのグランドテミゼルホテルである。
早朝トルコに到着したばかりであるが、その後も数時間バスで移動する。トルコの道路事情は、ほぼ日本と変わりないと言えるだろう。道路は舗装されているし、交通ルールもきちんと守られている。ただ一般道は舗装されてはいるものの、車の揺れが結構大きい。それが道のせいか運転の荒さのせいなのかは定かではない。普段は車に酔うこともない私であるが、車酔いがよぎったのは事実だ。車酔いに心配がある人は酔い止めを飲んでおくことをお勧めする。
車酔いの心配もよそにバスの中でもぐっすり眠っていたようで、現地ガイドさん(メリハさん)の「はい着きました~」の声でおこされた。眠い目をこすりながら、トルコの地に降り立った。これから昼食である。
昼食は地元の人も利用しているような小さなレストランの2階で、『キョフテ』というトルコ料理を頂く。キョフテはスパイシーなハンバーグをつくね状に丸めたものである。味はイマイチ。ここでは良く冷えた桃のジュースが一番おいしかった。
ここで同じツアーの人に、マレーシア観光のオプションに参加したか聞いてみたところ、殆どのメンバーが参加したと言うのだ。やはり催行したようだ。残念ではあるが体調のことを考えたらよかったのだと思うしかない。
昼食後はダータネルス海峡を渡る。観光バスごと船に乗り込み約30分のクルーズである。船には私たちツアー一向と、その他の国の外国人、数人の現地人が乗っていた。とても小さな船だがちゃんとトイレ(もちろんトルコ式)も付いていた。
船から降り立ち、一路アイワルクへと向かっているバスの中で、メリハさんから1つ提案があった。
明日午前の観光になっているトロイ遺跡を今日これから回ろうというものである。日暮れは遅いので暗くなる前に充分観光できるし、昼食を早めに済ませたのでホテル到着もさほど遅くならない。何より今日観光してしまえば、明日のホテル出発を少しゆっくりにすることができるというのである。
勿論、皆賛成である。そんなナイスな提案をしてくるとは。なかなか融通の利くガイドさんである。
メリハさんのナイスな提案からバスに揺られること更に数時間。トロイ遺跡に到着した。トロイ遺跡といえば、トロイの木馬が有名であるが、それ以外の予備知識は全くない。世界史に弱い私がここで覚えていることといえば、木馬の中に人が隠れて敵陣に乗り込んだが、何故馬であったか。羊や牛では駄目だったのかというと、馬は神様の使いとされていたからということだけである。
歴史を勉強してきたらもっと違った目で遺跡を観察できるかもしれない。でも、メリハさんが説明してくれるので、背景が分からないながらもそれなりに楽しむことはできた。
トロイ遺跡を観光後ホテルに到着したのは19:00ぐらいだったと記憶している。2日目は有意義に時間を過ごすことができた。
ホテルはリゾートホテルでとっても素晴らしいホテルであった。バルコニーからはエーゲ海とプールが見渡せる。もっと暑い時期だったら日光浴をする人たちを見ることもできたであろうが、海水浴にはまだ早いので、ビーチとプールは閑散としていた。
キレイに改装されたホテルの部屋への感動も収まり、これからホテルでビュッフェスタイルの夕食である。それにしてもマレーシアから引き続き胃の調子が悪い。ビュッフェの種類は結構多かったので元気ならもっと楽しめたであろうに、周りの元気な人たちの食欲を恨めしくみつつ、控えめにしておいた。そして夜は胃薬を飲んで、やっとベッドで横になって寝ることができた。日本を出発して40時間後のベッドである。