3日目(5月3日)

皮製品のお店 → エフェソス → パムッカレ(世界遺産)・ヒエラポリス・石灰棚


 6:30起床。トロイ遺跡観光を前日にした割には早い起床である。
 今日はいきなりツアー旅行には付き物のお土産店へ連れて行かれる。本日のお土産屋は皮製品のお店である。
 お店に着くとすつファッションショーが始まった。イケメン、美女4人が番号札のついた皮のジャケットを着て颯爽とウォーキングしてくる。思っていたより日本でもマッチしそうなデザインであった。
 その後、裏のお店に連れて行かれて、大勢の店員さんに囲まれて軟禁状態である。買わないと出してもらえなさそうな雰囲気。店員はとりあえず着てみろ攻撃をしてくる。友人がブルーのショート丈の皮ジャンを着せられていた。最初は買う気もなかった友人であるが、結局皮ジャンを購入した。おそるべし営業力。私も当の本人も驚いたが、良く似合っていたし良い買い物をしたと思う。友人とは冬に飲み会を2回以上開くことを約束した。皮ジャンのお披露目の場を設けねば。
 バスを数時間走らせて、今度はエフェソス遺跡へ行く。ここもトロイ遺跡同様に、全くの予備知識なしで訪れた。ここで印象的なことは、"勝利の女神”ニケ(NIKE)像(レプリカ)があり、ナイキ社の社名の由来となっているものだが、ナイキのロゴがその女神の帯の形から来ているのではなないかということだ。こういう自分に興味があることは良く覚えているものである。

 あとは24,000人を収容できるオデオン(野外円形劇場)で、1人参加の男性が舞台で歌を披露したことも印象的であった。あれだけの各国観光客がいる中で舞台中央で歌を唄えるとは、なかなかのエンターティナーである。

 そのオデオンすぐ近くのクレディア通りは、クレアパトラも通っていたとのことだったので、そこを自分も歩いていると思うと感慨深いものがあった。

 エフェソス遺跡はとても広い遺跡で、さっと流して見ても2時間ぐらいかかった。日影になる場所があまりないので、紫外線対策をお勧めする。
 恒例のバス移動の後、昼食となった。本日の昼食は”チョップシシ”である。チョップシシは砂肝を焼き鳥にしたような食べ物である。メリハさんのお勧めでドリンクに”アイラン”を注文してみた。アイランは飲むヨーグルトに塩が入っているような風味である。さっぱりしていて結構はまる人もいるそうだ。
 今日は胃の調子が良くて、全部食べることができた。朝起きてすぐに飲んだ胃薬が良かったようだ。
 エフェソスから今度は、パムッカレへ向かう。ここでまたメリハさんから提案があった。明日の午前中観光するパムッカレをこれから観光しようというのだ。日暮れが遅いからまだ十分観光できるというのだ。これでまた明日もちょっぴりゆっくり寝ていられるのである。
 数時間バスを走らせて、パムッカレに到着した。パムッカレは今回の慮9行で3番目くらいに楽しみにしていた場所でもある。見覚えがある人もいるだろう。石灰棚に水が溜まっていて、石灰で水が碧く見えるのである。
 ここでは足を入れることができる。温泉なのでその気になれば水着を着てつかっても良いのだが、かなりぬるい。実はここの他に温泉プール施設もある。遺跡の中で泳いでいるようななかなか良い雰囲気であった。
 遺跡もあるようなのだが、石灰棚で時間をとられ観光する時間がなくなったのでスルーした。
 今夜の宿泊地はコンヤのコロッセアサーマルホテルである。胃の調子が通常に戻ったので、今日は夕飯を満足に取ることができた。
 今日の移動距離は約560km。アイワルク→エフェソス約370km。エフェソス→パムッカレ約185km。今日もよく良く頑張ったのである。・・・ドライバーさんが。




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コンヤ・メブラーナ博物館 → 600km移動((+_+))でカッパドキアへ