香港旅行記
2005年3月11日〜3月13日
(3日間)
沖縄・バリとリゾートが続いた私の旅行。ここらで都市観光もしたいなと思って、美和ちゃんとカナダ旅行を計画していた。でも、美和ちゃんの仕事の都合上、長い休みが取れないことが発覚!3日間の休みが精一杯。ということでカナダは泣く泣く断念。でも気分はすっかり旅行モード。都市観光がしたいよー!ということで、今回は近くの香港へ行こうということになったのである。
3月11日
出発の日。9:20成田発の飛行機に乗るため、家を4:30に出る。いつもなら到底起きられる時間ではないが、遊びの為ならばウキウキ気分で起きられる。
近くの駅から成田空港までの高速バスが出ている。そのバスに乗れば1時間30分程で成田空港に着くはずである。しかし、いきなりトラブル発生!なんと高速道路の一部区間が事故で通行止めになっていたのだ。仕方なくその区間だけ一般道で行くことになるのだが、バスの運転手が道を知らなかったらしく、私達からみてとんでもなく遠回りをしていく。結局一区間一般道を走れば良かった所を二区間一般道で行ってしまった。
ツアー会社との成田待ち合わせ時間に40分程遅れて到着!でも間に合って良かったよ。
バスの移動は楽だけど、やっぱりリスクもいっぱいだ。
香港までは約5時間の空旅。あれ4時間30分じゃなかったけ?結構遠いんだな。 でもキャセイパシフィック航空は全席テレビモニターがついているので退屈はしない。映画『いま会いにいきます』がやっていたので鑑賞。そして飛行機で号泣。恥ずかしぃ。でも隣の席の人も同じ映画を観て泣いていたから気にしなーいっ。
そして香港に到着。初めて降り立った香港は蒸し暑かった。
ホテルは九龍酒店(カオルーンホテル)。ペニンシュラホテルの裏側のホテルである。立地条件を考慮して、ホテル指定にしてもらったのだ。部屋が狭いという噂は聞いていたが、本当に狭い。スーツケースは床では広げられないのは勿論のこと、すれ違うこともちょっと難しい。 でも部屋は綺麗だし、部屋からインターネットが見られる。短い滞在だし、全然ノープロブレムだ。
到着してすぐに”tangs”というお店へ行く。ペニンシュラアーケード内にあるハンコのお店だ。ガイドブックに必ず載っている有名店である。私たちもガイドブックで見けて行こうと決めていた。
ハンコにする石も自分の好きなのを選べるのだが、色々意味があるらしい。私は全体的に運気がUPするというピンク水晶にした。デザインもサンプルが用意されているが、アレンジがきくようだ。お店の人が細かく希望を聞いてくれる。本当は銀行印も作りたかったけど、もしかしたら結婚して苗字が変わるかもしれないと思って、今回は遊び用のハンコのみを作ってもらうことにした。
数あるサンプルの中から一目ぼれしたデザインを発見したので、即座にそれで作成することを決定してしまった。ハスの花の中に名前が彫られているデザインである。石は蛙の形に彫ってもらうことにした。
出来上がりまで2日程度かかる。最終日の10:30に出来上がりを取りに行くことになった。出来上がりが超楽しみである。
夜になってから街を出歩いてみる。ネイザンロードは夜遅くでもにぎやかだ。香港名(!?)物道まではみ出た看板が遠くから見ると綺麗だ。
香港の電飾は何だかオシャレで綺麗だ。ビル一面に宣伝の電飾をしたり、電飾で文字を書いてみたり。日本でいうパチンコ屋の電飾みたいな感じ?でも数倍品が良いと思うけど。そういえば日本でビルを電飾してるのって滅多に見ないかも。クリスマスぐらいか?
それにしても香港って結構色んな国の人がいるんだな。日本人もそれ程多くないような気がする。欧米人と同じぐらいの比率だろうか?日本人をあんまり見ない国って私が旅してきた中では珍しい。それとも、現地人と思っていた人も実は日本人だったのだろうか?
夕飯はカオルーンホテルの地下にあるレストラン環龍閣で食べようと思っていたが、何故か見つけられなかった。B2Fにあることは分かっているのにどうして?その代わり水○○(お店の名前忘れた)というレンストランがある。もしかして変わってしまったのだろうか?夜も遅いし仕方がないのでそこに入ってみる。何やら良く分からなかったので、、とりあえずセットメニューを頼んでみた。どの料理も結構美味しかったが、デザートのマンゴープリンが格別に美味しかった。とっても滑らか。やっぱりここが環龍閣だったのかもしれないと、マンゴープリンを食べて思った。だって、環龍閣もマンゴープリンが美味しいと聞いていたから。
3月12日
朝から雨が降っている。そして結構寒い。今日は市内観光の日である。初めての香港だし・・・ということで、無料観光を申し込んでおいた。でも結構これが大忙しのツアー。今まで無料観光を申し込みすると、ガイドさん1人に1グループっていうのが多かったので、今回もてっきりそうかと思っていた。しかし今回はグループで周るらしい。完璧に旅行者。おのぼりさん状態。でも香港の観光スタイルはこういうのが多いみたいだ。
とにかくいっぱい観て周ったけど、文武廟で巨大な蚊取り線香の煙に燻されたこと、トラムに乗ったことは良く覚えている。その他にも世界一長いエスカレーター、ヒルサイドエスカレーターや、スターフェリーの乗ったり、骨董市場に行ったりと、とにかく沢山名所を観光した。自分たちだけではなかなかあそこまでは周れないと思うが、ちょっと忙しなかったなぁ。まぁ今回は初めてだから下見も兼ねてってことで。
パークトラムに乗って昼のビクトリアピークにも登った。しかし朝からの雨のせいで真っ白。視界ゼロである。夜ここの夜景を観に来る予定なんだけど、大丈夫か?と心配になってしまった。
ビクトリアピークのお土産屋さんで花文字を書いてもらった。父・母・私の名前で、家族健康の花文字にしてもらった。カラフルで魚やら龍やらハートやら、1つ1つに意味があるようだが、見ていて可愛いので、あんまり意味は気にしない。
香港のビル郡はすごい。とっても高層ビルだ。香港は地震がないそうだ。だからあんなに高層ビルが建てられるのだという。それと空港も新しくなった。以前は街の上を飛行機がかすめ飛んでいたので、ビルも高さを制限されていたのだそうだが、新しい空港を使用するようになってからは高さ制限がなくなったのだそうだ。
しかしビルを建てている現場を見ると足場は全て竹である。どんなに高い高層ビルを建てる時でも足場は竹で作るらしい。香港は暑いから鉄骨は向いていないのだそうだ。そういえば、バリも足場は竹だったな。同じ理由だろうか。それにしても竹ってそんなに強いものだったのか。あなどるなかれである。
免税店にも途中寄った。今回はお金もそんなに無いことだし、免税店でブランド品は買うまいと思っていた。しかし蓋を開ければ・・・やっぱり買ってしまった。
何気なく覗いたブルガリのお店。Bzero1の時計が可愛いなぁと思って見ていたら店員さんが一言『時計は今15%OFFね』だって。なんですとー!!冷静になって考えれば、いくら15%OFFといえど12万円。とっても高い。でも旅行中の金銭感覚がマヒしている頭で考えると、日本で買えば18万円するものが12万円で買える。6万円もお得=買うしかない!という結論に達してしまった。結局カードで購入。
他にもフォリフォリのネックレスを買った。今回も自分の欲求を止めることは不可能だった。
でも良い。前から欲しかった時計だし、香港旅行の思い出っていう付加価値もついてくるのだから。
夕飯は”JAMBO”という水上レストランで食べた。無料観光についていたものである。レストランが目に入るや否や息を呑んでしまった。まばゆいばかりの電飾。ド派手。しかしこの手のレストランは外見だけで、中身は大したことないと思っていたが、内装もきちんと高級感があった。料理の味もまぁまぁってところ。レストランの中に入ってしまえば、外のイルミネーションが見られないのが残念ではある。もうちょっと暖かかったらオープンテラスで食べてみたいな。そんなことできるのかは分からないけど。
夕食の後は、今回の旅行で私たちが一番楽しみにしていたビクトリアピークからの夜景鑑賞である。朝から雨が降っていて、昼間ビクトリアピークに上った時は真っ白で何も見えなかった。もしかしたら夜もダメかもなぁと半分諦めていたが、夜になって雨は上がり霧も晴れていた。きっと日ごろの行いの賜物である。
『今日はサイコー』とガイドさんお墨付きのビクトリアピークからの夜景である。
市内観光もし、ちょっと疲れてホテルに戻って、さぁドアを開けましょうと思ったら、カギが開かない。部屋を間違えたか?と思ったけど間違えなくNo.1618私たちの部屋だ。「何で?何で??」と何回も試してみたが開かなかった。仕方がないので、つたない英語でカードキーが壊れてドアが開けられないと伝えて新しいカギを作ってもらった。どうして開かなくなってしまったのかは良く分からない。
3月13日
最終日である。今朝は雨は降っていないものの、肌寒い。
11:30に旅行会社の人が迎えに来るので、早起きして朝食を取りながら街を散策することにした。
今まで海の方へ行っていなかったので初めて行ってみる。すると香港島の眺めが素晴しいではないか!もしかして夜景もすごいんじゃないの!?
実は昨日の夜お風呂に入った後、夜景を観に行こうかと美和ちゃんと話していた。しかしお風呂に入ってしまったし、寒いからやめたのだ。でも大後悔。絶対に夜景も綺麗に違いない。もしかしたらビクトリアピークの夜景に匹敵、いやそれ以上に綺麗かも!最終日に気づくなんて大ショックである。心残りが一つできてしまった。
二人でショックをうけつつ、朝食は有名な糖朝でとることにした。ガイドブックにも載っている有名店なのにとても安い。全部で5品ぐらいオーダーしたが2000円ぐらいで収まってしまった。評判のマンゴープリンも食してみる。うむ。果肉が沢山入っていて美味しい。昨日ホテルの地下のレストランで食べたのとはまた違った美味しさだ。
そうそう。香港に行ったら飲茶を食べたいと思っていたが、何故かありつけなかった。2日目は1日中観光に行っていて、食事は全てついていた。タイミングを逃してしまった。香港に来ているのに飲茶が食べられない。小龍包が食べられなかったー。
街のなかをブラブラしているうちに10:30になった。1日目にtangsで頼んでおいたハンコができあがっているはずである。
2回目に来たtangsは1回目よりも人が増えている。しかも全員日本人である。
ハンコはとっても可愛く仕上がっていた。蛙の石がついているピンク水晶もベリープリティーである。
石代・彫り代・ハンコケース・七宝焼きケースの朱肉・巾着袋セットで11000円ぐらい。ちょっと高いけど、大変気に入ったので納得の価格である。
香港の旅行も終わり。3日間は本当にアッという間だ。もう1日ほしいところ。香港の感想は、思っていたよりも日本人が少ないと言うこと。結構欧米人が多い。イギリスの植民地だったということも関係あるのだろうか。なので、皆英語を話す。英語はどこに行ってもバッチリ通じるのだが、日本語は結構通じない所が多いような気がする。
今回の旅行では、九龍サイドから香港島の夜景を見逃したことと、飲茶が食べられなかったという心残りができてしまった。香港は近いし気軽に旅行できそうなので、次回来た時はもう1日多く滞在して、是非ともどっちも制覇したいところだ。
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